三千家の絆と意地が作り出したユニバーサル茶道具、三友棚について解説します!

こんにちは、ガチレズクリスチャンのあやめです。

ガチ百合クリスチャンですが、いちおう茶人でもあります。

10年間コツコツ続けてきましたが、この前の研修会で雑な手前と言われ、凹んでます。

お招きにあってお茶会に行くと、自分の流派ではないお茶席に出会うことがあります。

茶道と一口に言っても様々な流派があるのはご存じでしょうか?

代表的なのは

  • 表千家(おもてせんけ)
  • 裏千家(うらせんけ)
  • 武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)

以上の三千家です。

この三千家は親戚の間柄で、跡継ぎがいないときには次男さんや三男さんが養子に入ることもあります。

親戚と言っても流派が違うので、所作やお道具箱がかなり違います。

しかし、表千家・裏千家・武者小路千家全ての茶室で使える道具があるのです。

今回は、千家の絆が生み出した棚

三友棚について解説します!

三友棚の生まれたキッカケ

幕末までは、どこの千家も藩のお殿様や幕府に仕えていました。

しかし、明治時代、文明開化により世の中が西洋文化に染まっていくなか、伝統文化は絶体絶命まで追い込まれました。

茶道も例外ではありません。

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そこで、三千家の近所に住んでいた大徳寺の牧宗和尚が提案をしました。

「いまこそ千家の力を合わせましょう!

そのために

  • 表千家
  • 裏千家
  • 武者小路千家

全ての茶室で使える道具を作るのです!」

 

それを聞いた三千家は一致団結!

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そしてできた棚がこちら

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出来上がった棚を見て牧宗和尚は「三友棚」名付けたのでした。

 

三友棚のここに感動した!

裏千家が選んだ竹の柱に枝が残っていること。

正面から左側の竹のはしら

ふつう柱に使うなら、枝を全て落としますが、あえて上の枝だけを長めに残して使っています。

はじめは、なんでここ残ってるんだろうと思ってながめていたんですね。

最後にはしらの枝に柄杓を引っ掛けて飾り、帰って行ったのです。

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衝撃的でした。

柄杓を飾るときに、柱に引っ掛けるやり方は表千家にもあります。

しかし、竹みたいな細いものに立てかけようという発想がまずないのです。

三千家の自由な発想にただ感動しました。

 

意地でも文化を継承する。三千家のハートの強さ。

世の中は今も昔も変わります。

その中で途絶えてしまった文化も数多くあります。

茶道の家元は伝統と時代の波をとらえ、どうしたら文化を継承することができるのか考え行動している。

この棚からは、三千家の意地を感じました。

よいものを伝えるって結局はハートの問題なんですね。

もっと心を強くもってよい物をたくさん伝えよう!

それでは!